現代人に不足しがちな栄養素

炎症を鎮め脳と血管を支える!オメガ3脂肪酸の効果とその摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

炎症を鎮め脳と血管を支える!オメガ3脂肪酸の効果とその摂取方法

三大栄養素「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の中に含まれる脂質。 この脂質は単にエネルギー源となるだけではなく、私たちの体の細胞膜やホルモンを作る重要な材料となります。 しかし実は日々摂取する脂肪の種類によって、私たちの健康に与える影響は大きく異なります。 今回は脂質(油)を構成する主要な成分「脂肪酸」の分類と、現代人に必要不可欠なオメガ3脂肪酸について詳しくお伝えします。 そもそも「脂肪酸」とは? 「脂肪酸」とは、脂質(油)を構成する主要な成分であり、私たちの体の細胞膜やホルモンを作る重要な材料です。 また、体内のエネルギー源として活用されるほか、その種類によって炎症を抑えたり、脳や血管の健康を維持したりといった働きを持っています。 脂肪酸の3つの分類 この脂肪酸は、その性質や構造によって大きく3つに分類されます。 飽和脂肪酸(Saturated Fatty Acids) * 主な食品 * バター * 肉の脂身などの動物性食品 * 特徴 * 常温で固体 * 効率の良いエネルギー源になる * 過剰摂取は血液中のコレステロールを

抗酸化と副腎機能を支える!ビタミンCの働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

抗酸化と副腎機能を支える!ビタミンCの働きと摂取方法

ビタミンCは、最も日常的に見聞きするビタミンかもしれませんが、実は摂取量となると、現代は特に不足しやすい環境にあります。 ストレスや慢性的な疲労、加工食品の多い食事になりやすい現代。 そんな現代において、このビタミンCの摂取はますます重要になっています。 今回はそんなビタミンCについて詳しくお伝えします。 ビタミンCとは? ビタミンCは、別名「アスコルビン酸」とも呼ばれる水溶性ビタミンです。 実は、ほとんどの動物は体内でビタミンCを合成できるのですが、人間は進化の過程でその能力を失ったことで、食事から摂取が必要な「必須ビタミン」として分類されています。(日常的に食事から十分摂取できていたために失った、など複数の要因・説があるようです。) 最大の特徴は、体内のあらゆる部位でダメージを防ぐ「強力な抗酸化作用」を備えていること。 この働きはストレス対策においても極めて重要で、「コルチゾール」と呼ばれるストレスから体を守るホルモンを合成する副腎では、他のどの臓器よりもビタミンCが消費されます。 ビタミンCの働き 強力な抗酸化作用 体内で発生した過剰な活性酸素を中和し、

ストレス耐性とエネルギー代謝を支える!ビタミンB5(パントテン酸)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

ストレス耐性とエネルギー代謝を支える!ビタミンB5(パントテン酸)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 今回は「ビタミンB5(パントテン酸)」についてお伝えします。 ビタミンB5(パントテン酸)とは? ビタミンB5は「パントテン酸」と呼ばれ、ギリシャ語で「どこにでもある」を意味する「パントテン」に由来します。 (「パントテン酸」が一般的な呼称なので、ここからは「パントテン酸」と表記します。) その名の通り、動物性・植物性を問わず多くの食品に含まれているため、通常の食事で不足することは稀だと考えられてきました。 しかし、現代社会においては、精神的ストレス、過度なカフェインやアルコールの摂取などの要因から、体内のパントテン酸が大量消費されるようになっています。 ストレスの多い現代社会を生きる現代人にとっては、常に補給を意識すべき「エネルギーとストレスケアの土台」となる栄養素です。 パントテン酸の働き パントテン酸は主に「エネルギー代謝」と「ストレス耐性の向上」に欠かせないビタミンです。 糖質・脂質・タンパク質のエネ

タンパク質代謝と心の安定を支える!ビタミンB6(ピリドキシン)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

タンパク質代謝と心の安定を支える!ビタミンB6(ピリドキシン)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 今回は「ビタミンB6(ピリドキシン)」についてお伝えします。 ビタミンB6(ピリドキシン)とは? ビタミンB6は、食事から摂った「タンパク質」を筋肉や皮膚、あるいは神経伝達物質へと作り変えるために欠かせない栄養素です。 一般的には「ピリドキシン」と呼ばれますが、体内では「ピリドキサール」「ピリドキサミン」といった複数の形態で存在し、相互に入れ替わりながら働いています。 体内の約80%のビタミンB6は筋肉に貯蔵されており、日々活発に行われるアミノ酸代謝を日々支えています。 ビタミンB6(ピリドキシン)の働き ビタミンB6は「体づくり」と「心のバランス」に深く関与しています。 タンパク質(アミノ酸)の代謝 食事から摂取したタンパク質をアミノ酸へ分解し、それを筋肉や皮膚、髪の毛などの身体組織として再合成するプロセスをサポートします。 そしてタンパク質の摂取量が増えるほどビタミンB6の必要量も増加します。 筋肉や肌

神経と血液の健康を支える!ビタミンB12(コバラミン)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

神経と血液の健康を支える!ビタミンB12(コバラミン)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 今回は「ビタミンB12(コバラミン)」についてお伝えします。 ビタミンB12(コバラミン)とは? ビタミンB12は、ビタミンB群の中で最後に発見された栄養素であり、別名「コバラミン」とも呼ばれています。 ビタミンB12は、植物性食品にはほぼ含まれず、動物性食品にのみ存在しています。 また、水溶性ビタミンは、基本的に体内に留まらずに尿や汗とともに排出されてしまうのですが、実はビタミンB12だけは、主に肝臓に数年分を蓄積できるという非常に珍しい性質を持っています。 ビタミンB12(コバラミン)の働き ビタミンB12は、私たちの体を維持するための神経、細胞などの基盤を支える重要な役割を担っています。 神経を保護する「ミエリン」の生成 神経細胞を保護する役割を持つ「ミエリン」という脂質の膜を合成・修復する働きを持っています。 ビタミンB12がこの機能をサポートすることで、手足の感覚や脳の指令がスムーズに伝わり、正常

細胞の成長と再生を支える!ビタミンB9(葉酸)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

細胞の成長と再生を支える!ビタミンB9(葉酸)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 今回は「ビタミンB9(葉酸)」についてお伝えします。 ビタミンB9(葉酸)とは? ビタミンB9は、必須ビタミンであるビタミンB群の一つで「葉酸」とも呼ばれる水溶性ビタミンです。 「葉酸」と言われれば聞いたことがある人も多いかもしれません。 (「葉酸」が一般的な呼称なので、ここからは「葉酸」と表現します。) 体内ではDNAの合成や細胞分裂、造血といった生命維持に欠かせないプロセスに関与しており、特に成長や再生が活発な組織で重要な役割を担います。 また、妊娠初期の胎児の発育にも深く関わることから、各人の状況に応じて適切な摂取が求められる栄養素です。 葉酸の働き 葉酸は、細胞の「再生」と「血液の健康」に深く関わるビタミンです。 DNA・RNAの合成をサポート 新しい細胞が作られる際の "設計図」である核酸(DNA・RNA)の合成に関わります。粘膜の修復や、胎児の健やかな成長には欠かせません。 赤血球の形成(造

脂質代謝や細胞修復を支える!ビタミンB2(リボフラビン)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

脂質代謝や細胞修復を支える!ビタミンB2(リボフラビン)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 今回は「ビタミンB2(リボフラビン)」についてお伝えします。 ビタミンB2(リボフラビン)とは? ビタミンB2は、必須ビタミンであるビタミンB群の一つで「リボフラビン」とも呼ばれます。 水溶性のビタミンであり、体内でエネルギー代謝・脂質代謝・抗酸化作用などに深く関わる非常に重要な栄養素です。 ビタミンB2(リボフラビン)の働き ビタミンB2は、体内で以下の2種類の補酵素へと変換され、 数百種類の酵素反応をサポートします。 * FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド) * FMN(フラビンモノヌクレオチド) 主な働きは以下のとおりです。 エネルギー生成を支える 糖質・脂質・タンパク質をエネルギーへ変換するクエン酸回路や電子伝達系で必要不可欠です。特にミトコンドリアでATPを作り出す際に中心的な役割を担うため、疲れにくい体づくりや集中力の維持に関わります。 脂質代謝と抗酸化のサポート FADは脂肪酸の

全身の代謝と神経機能を支える!ビタミンB3(ナイアシン)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

全身の代謝と神経機能を支える!ビタミンB3(ナイアシン)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 今回は「ビタミンB3(ナイアシン)」についてお伝えします。 ビタミンB3(ナイアシン)とは? ビタミンB3は、必須ビタミンであるビタミンB群の一つで「ナイアシン」とも呼ばれます。「ナイアシン」という呼び方のほうが聞いたことがある人もいるかもしれません。 我々の身体機能を支える500以上の酵素反応に関わる重要な栄養素であり、以下の2つの種類が存在します。 * ニコチン酸 * ニコチンアミド またビタミンB3は、アミノ酸「トリプトファン」から体内で合成できる唯一のビタミンB群です。しかしその合成効率は低いため、基本的には食事などからの補給が必要と考えてよいでしょう。 ビタミンB3(ナイアシン)の働き ビタミンB3は、体内で以下の2種類の補酵素へと変換され、全身の細胞でエネルギー生成や修復のための酵素の働きをサポートします。 * NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド) * NADP(ニコチンアミドアデ

脳と神経のエネルギーを支える!ビタミンB1(チアミン)の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

脳と神経のエネルギーを支える!ビタミンB1(チアミン)の働きと摂取方法

我々の健康を支えているビタミンB群。 ビタミンB群は「ビタミンB◯(数字)」と名のつくものの総称で、どれも我々の身体にとって欠かせない必須ビタミンです。 その中でも「ビタミンB1」は、現代の食環境の変化などを背景として、多くの人にとって不足しやすい栄養素の一つです。 今回はこの「ビタミンB1」についてお伝えします。 ビタミンB1とは? ビタミンB1は、別名「チアミン」とも呼ばれる水溶性のビタミンです。 水溶性であることによって、汗や尿とともに排出されやすく、こまめな摂取が欠かせないビタミンです。 そして、ビタミンB1は多くの酵素の「補酵素」として働きます。 「補酵素」とは文字通り ”酵素をサポートする” 成分で、酵素が本来の力を発揮するために必要不可欠です。 特に糖をエネルギーへ変換する代謝経路に深く関わり、脳神経の働きや全身のエネルギー生成を支える基盤となります。 ビタミンB1の働き 糖をエネルギーに変換する酵素のサポート ビタミンB1(チアミン)は「チアミンピロリン酸(TPP)」という活性型に変換されることで、糖質をエネルギーへ変換する酵素の補酵素として

味覚や皮膚の機能を支える!亜鉛の働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

味覚や皮膚の機能を支える!亜鉛の働きと摂取方法

我々の健康を支える必須ミネラルの一つ「亜鉛」 亜鉛は、現代の食環境の変化などを背景として、多くの人にとって不足しやすい栄養素の一つです。 今回はこの「亜鉛」についてお伝えします。 亜鉛とは? 亜鉛(Zn)は、体内で約2,000種類以上の酵素反応に関与する必須ミネラルの一つであり、皮膚の健康や味覚、ホルモンバランスなどの我々の身体のあらゆる機能を支えています。 この亜鉛を含む必須ミネラルの中には、さらに「主要ミネラル」と「微量ミネラル」という分類があります。 「微量ミネラル」は人体にとって必要な量はごくわずか(1日数mg以下)であるものの、生命維持に不可欠なミネラルを指し、亜鉛はこの「微量ミネラル」に分類されています。 (「微量ミネラル」は「トレースミネラル」とも呼ばれ、こちらを聞いたことがある人もいるかも知れません。) 現代の食生活やライフスタイルは、以下のような要因から亜鉛の摂取量が低下しやすく、かつ消費量は増えやすい環境にあります。 * ミネラルが大きく失われた加工食品・精製食品が中心の食生活 * ストレスの多い生活習慣による消費量の増加 必要な量は微量で

不足すると元気が出ない?ビタミンDの働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

不足すると元気が出ない?ビタミンDの働きと摂取方法

我々の健康を支える必須栄養素であるビタミン。 その中でも今回は「ビタミンD」についてお伝えします。 ビタミンDは、現代のライフスタイルや食環境を背景に多くの人にとって不足しやすい栄養素といえます。 ビタミンDとは? 「ビタミンD」は脂溶性ビタミンの一種であり、カルシウムやリンの吸収を助け、骨や歯の形成を支えるビタミンです。 そしてこのビタミンDは、実は人間が体内で生成することも可能です。 ではどのように体内で生成できるのでしょうか? ビタミンDの体内での生成に必要なのは「日光浴」です。 日光からで紫外線を浴びることによって生成され、体内のビタミンDの70〜80%が日光浴に由来するといわれています。 しかし、現代に生きる我々は日光を日常的に浴びることができているでしょうか? 現代の生活ではオフィスワークなどで室内で日中を過ごす人が多く、日光を浴びる時間そのものが減ってしまっています。 さらに都心部においては、もはや日光はおろか屋外に出る時間さえなく毎日が過ぎていく人も多いのではないでしょうか? つまり、現代はビタミンD不足に陥りやすい状況にあります。 そしてビタミ

あらゆる身体機能に欠かせない!マグネシウムの働きと摂取方法

現代人に不足しがちな栄養素

あらゆる身体機能に欠かせない!マグネシウムの働きと摂取方法

我々の健康を支える必須栄養素であるミネラル。 ミネラル全体の重要性については以下の記事で過去にお伝えしました。 現代人の多くはミネラル不足?不足しやすい現代の背景と効果的な補給方法ミネラルは人間にとって必要な五大栄養素の一つ。 まさに日常的に摂取することが欠かせない栄養素です。 ミネラルが不足すると、代謝、神経伝達、他の栄養素の吸収など身体中のあらゆる側面に悪影響を及ぼします。 しかし現代の食生活は、実はミネラル不足になりやすい状況にあります。 今回は、現代のミネラル不足になりやすい背景と効果的な補給方法についてお伝えします。 現代の食事はミネラルが減っている 精製された食品が主食 白米や精製小麦のパンなどが一般的な主食となっている現代。 これらの精製された穀物は、その精製過程でミネラルを多く含む外皮や胚芽が取り除かれてしまっています。 そのためカロリー源にはなるもののミネラルなどの栄養素が不足した「カロリー過多・栄養不足」の状態になりやすいのです。 加工食品の摂取 またコンビニ食やファストフード、調理済み食品の摂取が増加している背景も関連しています。 ミネラルは調理や保存の過程で失